ゆとりとりどり

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埼玉県に生息する20代の社会福祉士です。ゆとりのある生活を模索中。お金を増やすため、投資信託にも挑戦しています。このブログは日々の疑問や考え、不平不満を本音で書いています。

「世の中にはもっと辛い人がいるんだから~」と言う人が嫌いだ

みなさんご機嫌いかがですか?サイタマ光です。

 

私の好きな本に『世界がもし100人の村だったら』という本があります。この本は世界の人を100人の村に縮めたら、人種や性別、社会環境等がどのようになるのか書いてあります。その中の一部を紹介します。

 

(もし世界が100人の村だったら)

銀行に預金があり

財布にお金があり

家のどこかに小銭が転がっている人は

いちばん豊かな8人のうちの1人です

(中略)

村人のうち

1人が大学の教育を受け

2人がコンピューターをもっています

けれど、

14人は文字が読めません

 

おそらく、私を含めてこのブログを読める人たちは世界の中でいちばん豊かに分類される人たちです。私は自分自身が辛いなと思うと、この本を思い出して自分を元気づけることがあります。

 

しかし一方で、このような本を引き合いに出して「世の中にはもっと辛い人がいるから我慢しろ」等、相手を説得(説教)する人もいます。

 

今日は私が「世の中にはもっと辛い人がいるから~」と言う人が嫌いな理由を書いていきます。

 

何も理にかなった答えになっていない

 

そもそも先進国で豊かな生活をしている日本人の悩みなんて、どれもこれも「世の中にはもっと辛い人がいるだから~」と一刀両断にできます。

 

  • 彼女ができなくて困っています。➡甘えるな。世の中には彼女が一人もできずに死んでいく人もいるんだぞ。
  • 会社をクビになってしまい困っています。➡何言ってるの。世の中には働きたくても働けない人もいるんだぞ。甘えるな。
  • お金がなくて最近一日一食しか食べられません。➡世の中には一日に何万人もの人が餓死しているんだよ。甘えるな。
  • 友達と関係がギクシャクして困っています。➡世の中には友達が一人もいない人もいるんだよ。甘えるな。

 

と、こんな感じでどんな悩みにも答えることができます。しかしこれでは何も解決になっていません。だって世の中にはもっと辛い人がいるなんて、そんなことみんな頭では分かっているからです。人間は狭い社会空間の中で生き、その中で他人と比べながら生活をしています。なので悩むものは悩むのですからしょうがありません。

 

だからもし仮にみなさんが誰かに相談をして、相手に「世の中にはもっと辛い人がいるんだから~」と言われたら、その人には今後相談をしない方が身のためです。

 

その人はあなたのことを本気で心配もしていないし、どうでもいいと思っています。だからそんな返答をするのです。本当に心配してくれているのなら、もっと真剣に一緒に解決への糸口を探ってくれますし、相談がその人にとって重ければ「それを言われても困るよ。私には分からない。もっと適切な人に相談をしてくれ」と言ってくれます。

 

相談をして「世の中にはもっと辛い人がいるんだから~」と言う奴は、上から目線で説教をしたい人か、答えることで優越感に浸りたい自己顕示欲が強いタイプだと私は思っています。もし友達にこのような人がいたら距離を置いてもいいかも知れません。

 

ゆとりを持つことは幸せへの第一歩!ではさようなら~

 

世界がもし100人の村だったら

世界がもし100人の村だったら