ゆとりとりどり

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埼玉県に生息する20代の社会福祉士です。ゆとりのある生活を模索中。お金を増やすため、投資信託にも挑戦しています。このブログは日々の疑問や考え、不平不満を本音で書いています。

認知症高齢者を殺害するのは簡単だし、犯人は捕まらない件

みなさんご機嫌いかがですか? サイタマ光です。

 

先日川崎市の老人ホームで入所者の男性を投げ落として殺害したとして元職員が逮捕されました。

 

 

それを受け介護士の質の低下や倫理観を問う声が強まっています。私はそれとは違った視点でこの事件について書きます。それは認知症の高齢者を殺しても、逮捕されない可能性があったとう事実です。

 

日本の警察は案外無能?

 

下記は事件の概要を伝えるニュースです。


事件から1年以上も・・・動機は?老人ホーム転落死(16/02/16)

 

私が気になったことを要約すると次のようになります。

 

警察は当初この事件を変死事案として扱っていた。しかし三件目の転落死が発生すると、警察は事件の疑いがあるとして本格的な捜査を開始した。それまで死体の司法解剖はなされていなかった。警察が犯人に当時の状況を詳しく問いただすと殺害を認めた。捜査幹部は物的な証拠が少なく犯行を立証するのが難しい事件だと語っていた。

 

私はこの事件の概要を聞いて驚きました。

 

え、警察は一件目が発生した時点で殺人を視野に捜査をしていなかったの?認知症で介護が必要な身長約1.5~1.6メートルの高齢者が高さ約1.2メートルのベランダの手すりを越えて転落死したんだから、一件目の転落死から事件として捜査してもおかしくないでしょ。もしこの犯人が三人目を転落死させてなかったら、この事件は変死事案として永久に解決されなかった可能性が十分あったということだよね。そして犯人がバカだったから犯行を認めたけど、もし認めずに犯行を否定した場合、証拠不十分で捕まえらない可能性もあったということだよね。怖すぎる~。」と思ったのです。

 

ここから分かることは案外日本の警察は無能であるという事実です。少なくとも殺す相手が認知症の高齢者のように知的に問題がある人の場合、警察は本人に問題があったとして捜査に手を抜く可能性があるということです。

 

日本の警察は優秀だと思い込まされている?

 

よく考えれば私たちは日本の警察が優秀だと思わされている節があるように思います。

 

例えば私が好きな「警察24時」という番組は警察が犯人を捕まえるために奮闘している姿が映し出されており、「何か悪いことをすると警察が捕まえに行くからな!」というメッセージがひしひしと伝わってきて、警察の良い宣伝になっています。

 

また警察を題材したドラマやミステリー小説では、捜査力抜群の頭の良い刑事が出てきて、犯人の犯行を見事に暴き逮捕に貢献します。

 

つまり私たちは日本の警察は優秀で信頼できると刷り込まされているのではないでしょうか。

 

認知症高齢者を事故に見せかけて殺すのは簡単!?

 

今回の事件で認知症の高齢者を完全犯罪として殺すのに、ミステリー小説のような複雑で警察を欺くようなトリックなんか必要ないことが証明されてしまいました。もし気に食わない入居者がいたら、職員は一回だけベランダだから突き落とせば良いのです。なんせ一回だけなら警察も事件として捜査しないのですから誰でもできるお気楽な殺人です。ミステリー小説ならほんの数ページで完全犯罪の出来上がりです。まあそんなミステリー小説は誰も読みたくないでしょうが(笑)

 

私は障がい者施設に勤めていますが、これは障がい者の方に対しても言えることではないでしょうか。特に知的障がい者の場合、職員が事故に見せかけて殺人をしてもバレない可能性がありうるように思います。

 

そう考えると、世の中には殺人なのに事故死や変死として処理されている事件というのは思いのほか多いのかも知れません。何か怖いですね。私は殺されずに生涯を終えたいものです。

 

ゆとりを持つことは幸せへの第一歩!ではさようなら~