ゆとりとりどり

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埼玉県に生息する20代の社会福祉士です。ゆとりのある生活を模索中。お金を増やすため、投資信託にも挑戦しています。このブログは日々の疑問や考え、不平不満を本音で書いています。

空気が読めない人よりも、空気を読みすぎる人の方が問題だと思う

みなさんご機嫌いかがですか? サイタマ光です。

 

少し昔に空気が読めない(KY)と言う言葉が流行りました。私はこの言葉を聞いて「周りを気にする日本人の特性がよく表れている言葉だな。」と関心したのを覚えています。ちなみにKYは2007年の流行語に選ばれています。時が流れるのは早いですね。

 

そして最近思うのは、空気が読めないことよりも、読みすぎることの方が人生には弊害が多いと感じます。

 

今日は空気を読みすぎることについて書いていきます。

 

ひきこもりの人は空気を読みすぎる人々!?

 

昨日下記の記事を読みました。ジャーナリスト池上正樹さんの「大人のひきこもり」に関する記事です。

 

可視化されない「大人のひきこもり」~若者だけの問題で済まされない現実に迫る~(池上正樹) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

この中で私が気になった点が以下です。

 

ひきこもり当事者たちにほぼ共通するのは、研ぎ澄まされた感受性を持ち、カンがいいために、人一倍、周囲の気持ちがわかり過ぎてしまうところである。それだけに、自分の望みを言い出せず、逆に相手に頼まれると断れず、気遣いし過ぎて疲れてしまう。自分さえ我慢すれば、すべて丸く収まるからと納得のできない思いを封じ込めて、社会から撤退していく、真面目な優しい心の持ち主という像が浮かんでくる。

 

これって要するにひきこもりの人は空気を読みすぎるってことですよね。相手の気持ちを敏感に察知して、自分よりも周りを優先的に考えてしまう。本来であればこういう人たちにも、活躍できる場があればいいんですけどね。だって「研ぎ澄まされた感受性を持ち、カンがいいために、人一倍、周囲の気持ちがわかりすぎてしまう」って、単純に考えてすごい能力です。私にはそんな察する能力はありません。むしろどちらかと言うと空気が読めないタイプです。

 

しかし切ないかな、社会はそんな空気を読みすぎる人たちを評価はしてくれません。空気を読めない人は叩かれ、読みすぎる人は精神的に弱いと蔑まされる、それが日本の社会です。

 

空気を読みすぎる人は自分の人生を生きていない

 

空気を読むという行為は、その場の空気に合わせて自分の意思を通さないことです。社会人を含め多くの人は、そんな経験をたくさんしていると思います。しかしこれが空気を読みすぎていて、自分の将来や恋愛まで他人の意思に流されてしまうと、その人生は自分ではなく他人のものになってしまいます。例えば「親に言われたから〇〇になった。」とか、「結婚しろって言われたから結婚した。」等の類のものです。

 

たしかに親を含めて他人のアドバイスに耳を傾けることは大事です。しかし結局他人に従って行動を起こし、その行動が万が一失敗に終わっても、その他人は責任を取ってくれません。相手に責任を追及しても、「あなたが自分で選んだんだから、あなたの責任だ!私は善意でアドバイスをしただけ。」と言われるのがオチです。

 

私は人生は映画のようなものだと思っています。自分で自分の人生という脚本を書き、それに従って演じる。つまり私たちは人生という広大な映画を一生かけて撮っているようなものなのです。だからそこに他人の入る余地はありません。

 

従って空気を読みすぎる人は、他人の書いた人生の脚本に沿って演じているのではないでしょうか。その脚本が良いか悪いかなんて二の次です。そしてその脚本がうまくいけば問題はありませんが、脚本がめちゃくちゃだったり、穴があったら最悪です。空気を読みすぎて期待に応じたために、自分が不幸になったら本末転倒です。空気を読みすぎると、人生そのものに悪影響を及ぼしかねません。

 

なので生きていく上では、空気をあえて読まない訓練が必要だと私は考えます。自分は自分、他人は他人と割り切って、自分の欲望を叶えるために着実に行動をしていくことが、空気を読みすぎる人には必要だと思います。

 

「それができたら苦労しない!」と空気を読みすぎる人たちからは言われちゃいそうですけど、結局変わるのは自分自身ですもんね。「ペンは剣よりも強し」っていう言葉がありますけど、「行動はペンよりも強し」だと思います。

自分の性格を変えるのは難しいですけど、行動ならいくらでも変えることができますもんね。私も自分の欲望を叶えるために、ちょっとずつですが、行動を起こしている最中です。一緒に頑張れたら幸いです。

 

ゆとりを持つことは幸せへの第一歩!ではさようなら~

 

「空気」の研究

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