お金持ちは立派です。日本人はもっとお金持ちを敬ってもいいと思う

みなさんご機嫌いかがですか？　サイタマ光です。

福祉の仕事（特に生活困窮者支援をしている人たち）をしていると、お金持ち悪玉論というか、お金持ちはお金に汚くて、心が卑しいと思い込んでいる人が少なからずいます。(ただこの意識は後に述べますが、福祉職だけにかぎらず日本人全体に言えます。)

（ここで想定しているお金持ちは端的にいうと大企業や中小企業の社長や経営者、年収1千万円以上を指しています。お金持ちの定義については、またいつか書きたいなと思っています。）

たしかに私も労働者を人とも思わず、過酷な労働環境で使い捨てにして、利益を上げている経営者は非難されてしかるべきだと思っていますが、基本的にお金持ちの方は立派だと思うし、尊敬しています。

日本人はお金持ちに良い印象を抱いていない

てか職業関係なく、日本人ってお金持ちに対してあまり良い印象を抱いてはいまんせんよね。テレビドラマを見ていると、お金持ちの登場人物って他人に冷たくて、冷酷で、お金が一番みたいなポジションにいる印象があります。(私が好きなドラマのMOZUで考えたら、株式会社アテナセキュリティーの東和夫みたいなイメージ)

また日本の場合、正義のヒーローにお金持ちってほとんどいません。

アンパンマンは愛と正義だけが友達ですし、歴代仮面ライダーの多くは無職か大学生かアルバイトです。ウルトラマンは科学特捜隊に属している公務員ですし、相棒の右京さんも刑事だから公務員です。最近話題のヒーロー、ワンパンマンのサイタマ先生も貧乏です。つまり日本人は正義のヒーローがお金持ちだと共感できないし、お金に執着していないからこそ美徳だと考えているんでしょう。

一方アメリカの正義のヒーローは質が異なります。バットマンの主人公は大富豪兼慈善事業家で、ゴッサム・シティの大地主です。アイアンマンは軍需企業の御曹司兼武器商人で、資産は1000億円持っています。チャーリー・エンジェルもチャーリーも大富豪です。お金のパワーで三人の女性(エンジェル)のスポンサーになっています。

このようにアメリカでは正義のヒーローがお金持ちでも尊敬され、受け入れられる風土があります。しかし日本にはそんな風土はありません。ここからも、日本人がお金持ちに対して良い印象を抱いていないことが分かります。

お金持ちは多くの税金を払っている

日本の税金制度は所得が高い人ほど、多くの税金を払っています。例えば年収1千万円の人の手取りは約700～800万円だと言われています。この手取りの差は、その人の社会的立場(結婚して子供がいるのか、サラリーマンなのか、経営者なのか等)によって税の負担率が変わるためです。

ちなみに下記のサイトだど年収1千万円の独身の人は、給与総額の「６９,３％」しか残らないと書いてあります。

gakumado.mynavi.jp

そして税金は当然社会保障費や公共事業等、私たちの社会を支える物に投資がされています。つまり税金の負担率を考えるだけでも、私みたいな低所得者よりお金持ちの方が社会に貢献しているのです。

お金持ちは雇用を生み出している

これは経営者や社長に限った話ですが、お金持ちは人々を雇い、従業員たちに給料を出しています。

すると従業員たちは、そのお金を自分の生活をより良く充実させるために使用します。つまり単純に言えば雇用をすることは人々の幸せに寄与する行為なのです。

また従業員を雇いうということは、それだけ社会保障費の会社負担も増えます。はっきり言って正社員(フルタイムで働く人を含む)を雇うというのは、会社にとってリスクなんです。詳しくは下記の動画を見てくれると良く分かります。タナカキミアキさんは中小企業の起業コンサルタントをやっている方で、私は何にもご本人と接点がありませんが、話が上手でおもしろく、他の動画も普段働いているだけでは得られない話しが多く、すごい為になります。

正社員を雇うと潰れる